RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2023-01-01から1年間の記事一覧

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年8月20日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」、第2期の会期は8月19日(土)~9月24日(日)で、今日は二日目。 が、暑さのせいか、自分の滞在中に他の来訪者の姿は見ず。 出展は『新井卓/ベルトラン・フラネ/ラービッツシスターズ(ベネディク…

ワールド・クラスルーム@森美術館 2023年8月14日(月)

久し振りに招待券を頂いた。一般の入場料は平日・窓口だと二千円もすることに驚き、また、入場には予約も必要との注意書があることにも気付く。 改めて券面を見れば、リーダーを通してそのまま入場可とも書かれてはいるが、念のため当日の予約状況は確認、ど…

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー@チネチッタ川崎 2023年8月19日(土)

封切り二日目。 席数129の【CINE2】の入りは七割ほど。 「第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門」に出品も、上映中に退席者が続出したとのいわくつきの一本。 もっとも、自分の鑑賞時には誰も中途退出者はいなかったが。 思わず身もだえし居心地が…

杉山有希子「SALVAGE」@六本木ヒルズA/Dギャラリー 2023年8月14日(月)

何れもが不要と判断され遺棄された文物の数々。 朽ちようとする爆撃機やスペースシャトルの後継機の残骸、大型船に取り付けられていたレーダーまで。 それらが自然の中にぽんと置かれた時に不思議な感慨が押し寄せて来る。 SFに描かれたディストピア、文明…

高橋宣之写真展@フジフイルム スクエア 2023年8月14日(月)

”鳥の歌 El Cant dels Ocells”がタイトル。 フランコ独裁政権下のスペインで撮られた白黒写真の数々。 濃い陰翳が印象的。 自由が制限された中でも、人々の日々の生活は逞しい。 タイトルは『パブロ・カザルス』がニューヨークの国連本部で演奏したことでも…

バービー@チネチッタ川崎 2023年8月11日(金)

本日初日。 席数290の【CINE4】の入りは八割ほど。 「バービー!」「ハイ!バービー」とタイトルにもなっている主人公の名前が連呼される予告編を見ていて、「おや?!」と記憶を呼び起こす。 『グレタ・ガーウィグ』監督の前々作『シアーシャ・ローナン…

リボルバー・リリー@チネチッタ川崎 2023年8月11日(金)

本日初日。 席数138の【CINE3】の入りは九割ほど。 時は大正。日本の特務機関で訓練を受け引退するまでの短い期間に吉良邸に討ち入った浪士の数ほどを殺した名うての暗殺者が居た。 『リリー(綾瀬はるか)』と名のる彼女は、しかしもう十年もなりを潜め…

まなざしのむこう@UNPEL GALLERY 2023年8月6日(日)

”東京藝術大学日本画第二研究室六人展”がその中身のよう。 会場内には先客が三人おり、会話の内容から関係者と思われ。 大学での美術の授業のあり方について声高にしゃべっており、そんなことは他の場所でやってくれ、と強く思う。 ここはあなた達の占有スペ…

十一面観音菩薩立像@東京長浜観音堂 2023年8月6日(日)

本年度の第二回会期は8月1日(火)~31日(木)。 ”十一面観音菩薩立像”で余呉町国安・国安自治会蔵とのこと。 面は一つ欠けているがそれ以外の保存状態は良好。 膝まで届く長い腕、手の指も足の指も総じて長い。 耳朶も長く顎の辺りまで。 それに比して、やや…

インスペクション ここで生きる@TOHOシネマズ日本橋 2023年8月6日(日)

封切り三日目。 席数119の【SCREEN3】の入りは四割ほど。 1982年の映画〔愛と青春の旅だち〕は居場所の無い主人公『ザック・メイヨ(リチャード・ギア)』が航空士官候補生学校に入学しパイロットとして生きるよすがを見つけるまでの物語り。 女工の『ポ…

描画図鑑2023「恋」@佐藤美術館 2023年7月23日(日)

会期は訪問日が最終日。 「ShinPA(東京藝術大学デザイン科出身者作家グループ)」の流れをくむ二十名の作品が並び、多くが記憶にある名前、表現である意味、安心して観ていられる。 中でも人物を描いた幾つもの作品に好感を持ち、そのものズバリのタイトル…

私の工芸-触れる工芸・観る工芸-@東京藝術大学美術館 陳列館 2023年7月16日(日)

会期は~7月19日(水)なので既に終了している展覧会。 自分の訪問日は最後の週末で、そのせいか会場内は多くの人で賑わう。 灼熱の気温の中、大層な人気と驚きもする。 【1・2階】の全てのフロアーが使用されており、並んでいる作品数は相当のもの。 タイトル…

震災からモダン都市・新宿へ@新宿歴史博物館 2023年7月23日(日)

サブタイトルに”関東大震災から100年”とあるように、節目の年とのことでここでも関連展の開催。 写真や地図、絵画、文物で、被害~救助活動~復興を語り、特別展として【百人町】に住んだ日本画家『町田隆要』の描いたポスターも展示。 勿論、震災そのものは…

キングダム 運命の炎@109シネマズ川崎 2023年7月30日(日)

封切り三日目。 席数127の【シアター2】は満員の盛況。 既刊69巻のうち、11巻~の「馬陽の戦い」をメインに描いているとのことで、観ているうちに「おいおい、これじゃあまだまだ終わらない、続編があるに違いない」と確信する。 案の定、エンドロー…

七月大歌舞伎@歌舞伎座

前回の同所での観劇は「さよなら公演」の時。その後、「新橋演舞場」でも観てはいるものの、随分と久方振りになる。 勿論、新装なった「歌舞伎座」はお初。 全体的に明るいし、椅子のクッションも良くなり、席も少しは横に広がったかしら。 とは言え、前席と…

カワイハルナ展@ガーディアン・ガーデン 2023年7月15日(土)

”はさんで固定する”が、そのタイトル。「なんのこと?」と訝るのは当然かと。 世に「ロックバランシング(ストーンバランシング)」との技術、いや、一種のアートがあると言う。 石を絶妙のバランスで積んで組み上げる、一過性のもの。 またNHKの番組でも…

KOICHI KOSUGI Graphic Park@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2023年7月15日(土)

英文タイトルの脇に”小杉幸一 グラフィックパーク”と付されている(笑)。 同氏はアート/クリエイティブディレクターとのことで広告デザイン、キャンペーン、CIデザイン、ブランド開発と八面六臂の活躍ぶりとのこと。 館内には、そうした過去のワークスが所…

竹内敏信 生誕80周年記念展@キヤノンオープンギャラリー1・2 2023年7月15日(土)

てっきり別々の展覧会かと思ったら、よくよく見れば共通のタイトルが付いている。 【1】では”日本人の原風景を求めて”。『竹内敏信』本人の作品が「キヤノンフォトコレクション」から並ぶ。 【2】は”竹内敏信への手紙”として、弟子たちの作品が、アシスタ…

誰かのシステムがめぐる時@トーキョーアーツアンドスペース本郷 2023年7月23日(日)

「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス2023 成果発表展」。 会期は第1期:7月1日(土) ~8月6日(日)第2期:8月19日(土) ~9月24日(日) 第1期は六名(組)の出展。 『Zakkubalan(アルバート・トーレン&空 音央)』の作品は今年が「関東大震災」から百…

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE@チネチッタ川崎 2023年7月22日(土)

封切り二日目。 席数532の【CINE8】の入りは八割ほどと盛況。 〔スパイ大作戦〕はリアルタイムで見ていた世代。とは言え「第一シーズン」はほぼ記憶に無く、覚えているのは「第二シーズン」以降のオハナシ。 なので冒頭の指令は必ず、「おはよう、フェル…

浅田政志写真展@キヤノンギャラリー銀座 2023年7月15日(土)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」は@銀座でも開催されており、前回は行けなかったが、今回は最終日に間に合う。 こちらも第二弾は『浅田政志』。ただタイトルは”私の家族”となっている。 ただ、全員集合の写真ではなく、各構成員を切り取り、それを文書…

浅田政志写真展@キヤノンギャラリーS 2023年7月15日(土)

「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第二弾は『浅田政志』による”Canon Colors”。 「キャノン」社員の、そのカメラや写真に対する想いを文書と写真で綴る。 その写真は、勿論『浅田』が撮ったものと被写体である本人が用意したもの。 『浅田』が写すのはお…

君たちはどう生きるか@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数407の【CINE11】は、ほぼ満員の盛況。中には小学校低学年の子供を連れた親もおり、彼等がどのように本作を観たのかは気になるところ。 2013年の「引退宣言」を撤回しての『宮﨑駿』の十年振りの新作は、前宣伝無し、チラシも無し…

CLOSE/クロース@チネチッタ川崎 2023年7月17日(月)

封切り四日目。 席数154の【CINE9】の入りは八割ほど。 『是枝裕和』の〔怪物〕でも取り上げられた世界観。とは言え、両者に通底するものを以って「LGBTQ+」の物語りと単純にカテゴライズしたくはない。 十三歳の『レオ(エデン・ダンブリン)』と…

三澤遥 個展@クリエイションギャラリーG8 2023年7月15日(土)

当該ギャラリーが閉館することを今更ながらに認識する。 なので、通常展としては今回が最後となる模様。 八月以降は「特別展」の仕立てなので、さて何回行けることやら。 で、標題展は「第25回亀倉雄策賞受賞記念」。タイトルは”Just by | だけ しか たった”…

生々流転@UNPEL GALLERY 2023年7月15日(土)

「女子美術大学大学院 日本画研究領域」がその内容。 『池谷貴子/張兆揚/瀬尾こころ/春木彩香/潘英豪/藤本志帆/李唯親』の計七名が各二作品づつを出展。 『張兆揚』のモノと複数の肉体が重なる作品は同様の表現を過去に観た記憶があるが気のせいかしら? 『…

Short Shorts Film Festival & Asia 2023@表参道ヒルズ スペースオー 2023年6月24日(土)

行ったのは随分と前のことだが、まだサイトも生きているし、なによりもオンライン会場で作品は観られるので問題なかろう、と。 とは言え時間の都合が付かず、本年は一コマのみ。 それも「ノン・フィクション」とのことで、会場内の入りは半分にも満たない。 …

1秒先の彼@TOHOシネマズ日比谷 2023年7月9日(日)

封切り二日目。 席数89の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 2020年公開の台湾映画〔1秒先の彼女〕のリメイク。 同作は劇場では観ていないものの「WOWOW」では視聴しており、その奇想天外なプロットと仕掛けの巧妙さに驚嘆した記憶。 今回は何故か「…

Pearl パール@TOHOシネマズ川崎 2023年7月8日(土)

封切り二日目。 席数240の【SCREEN7】の入りは八割ほど。 あの〔X エックス(2022年)〕の前日譚。同作は劇場には行けてないものの「WOWOW」では視聴。 史上最高齢?の殺人鬼『パール(ミア・ゴス)』と、彼女に追い回される『マキシーン(ミア・ゴ…

形あるもの、形なきもの@写大ギャラリー 2023年7月5日(水)

「写大ギャラリー・コレクション」と書かれているが、それ以上に目を惹くのが”東京工芸大学創立100周年特別企画 卒業生写真展”との一文。 で、あれば、今回展示されているのは全て同大の卒業生の作品と言うことになる。 予備知識も無しに歩を進めれば、その…