封切り二日目。
席数114の【SCREEN6】の入りは九割ほど。
オマケに主演の二人の声が抜群に良く、歌唱も極めて上々
(いやこれは、贔屓の引き倒しではなく)、下手なアイドルより余程巧くて、
このまま映画がヒットすれば
年末の「紅白」への出場も夢ではないと
真剣に思ったり。
(いやこれは、贔屓の引き倒しではなく)、下手なアイドルより余程巧くて、
このまま映画がヒットすれば
年末の「紅白」への出場も夢ではないと
真剣に思ったり。
何故に解散へと向かってしまうのか、
その理由が詳らかにされることはここではない。
その理由が詳らかにされることはここではない。
しかし旅の途中で見せられる二人の諍い、或いは
挟み込まれる過去のエピソードから
それとなく観客が類推するしかないのだけれど。
挟み込まれる過去のエピソードから
それとなく観客が類推するしかないのだけれど。
寧ろ、二人が最初に出会うシーンが頗る印象的。
特に長廻しの場面での『小松菜奈』の演技が素晴らしく上出来で、
あぁ彼女も上手くなったと唸りながら、それでも
分かれる道を選んだことへのわだかまりは最後まで消えることが無い。
特に長廻しの場面での『小松菜奈』の演技が素晴らしく上出来で、
あぁ彼女も上手くなったと唸りながら、それでも
分かれる道を選んだことへのわだかまりは最後まで消えることが無い。
特にラストライブのシーンでは、オハナシと判っているのに
印象的な挿話が幾つもちりばめられ、思わず涙がこみ上げる。
印象的な挿話が幾つもちりばめられ、思わず涙がこみ上げる。
冒頭にちらとだけ出された場面も、実は含蓄のある伏線として
きっちり回収され、詩情溢れるショットともども、胸が熱くなってしまう。
きっちり回収され、詩情溢れるショットともども、胸が熱くなってしまう。
そして振り出しの場所として戻って来た東京では
今回のツアーが二人にとっての浄化の旅であったことが明示された後、
現代っ娘らしいからっとした新しい旅路が描かれる。
今回のツアーが二人にとっての浄化の旅であったことが明示された後、
現代っ娘らしいからっとした新しい旅路が描かれる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
今っぽいはすっぱさが、どうにも魅力にしか見えないんだもの。