丁度一年ほど前か、「HERO1」が開催されたのは。
今回のポスターの文言によれば
全部で176名の写真を撮り、
丁度半々の88名に分けて展示、と
書かれている。
会場内にはモノクロームの
男臭い写真がたっぷりと並び、
例えば『長渕剛』のそれに
とどめを刺すかも。
まさにサブタイトル「日本人男性のポートレート展 -熱狂の男達-」通りで。
が、唯一の例外が『三浦春馬』の
ある意味、遺影とも取れる一枚。
前回同様、入り口直ぐの場所に掲げられている。
そして、写真撮影可をよいことに、
立ち止まり写メを撮る女性が多数。
十数人がぐるりと取り巻き、
何回も何回もシャッターを押す。
同好の士では互いに場所を譲りあい、
それなりの気遣いは見られるのだが、
それ以外の来場者には
全くの無頓着。
目にも入っていない様子。
写真を撮り終わっても、周囲の壁に張り付いて、
仲間間の会話が止まらない。
当然、そこに掲示されている人の写真は観ることができず。
それを何ら気にすることも無く、
自分達の世界に浸りきっている。
「すいません」「失礼」と声掛けをしても、
ウザそうに見やるばかりで、その場から大きく動こうともせず。
それ以外の目的の来場者は、
呆れ気味の表情で見やる。
気持ちは判らんでもないが、
他者への気遣いは、こうしたパブリックスペースでは必要かと。
或いは、並べる場所を変えるとか(前回も書いたけど)。
会期は~7月24日(日)まで。