封切り十二日目。
席数138の【CINE3】の入りは満員。
得々と説明されても「ふ~ん。だから?」と
思ってしまうものがほとんど。
思ってしまうものがほとんど。
ところが本作に限っては、人物の背景を
しっかり造り込んでいるので
生来の資質に加え後天的な環境(とは言っても仄めかされるだけだが)によるものが明示され
ある種の凄惨さを持って迫って来る。
しっかり造り込んでいるので
生来の資質に加え後天的な環境(とは言っても仄めかされるだけだが)によるものが明示され
ある種の凄惨さを持って迫って来る。
そしてそれはラストシーンにまで
繋がって行くんだけど、ちょっと蛇足の感もなきにしもあらず。
繋がって行くんだけど、ちょっと蛇足の感もなきにしもあらず。
何故「カエル」?との疑問は残るものの
雨の日にしか犯罪を起こさない理由付けはちゃんとしているし
それが犯人特定の鍵にもなっているのも巧い。
雨の日にしか犯罪を起こさない理由付けはちゃんとしているし
それが犯人特定の鍵にもなっているのも巧い。
自己顕示欲の強い、この種の犯罪者の特性も
上手くエピソードに取り込んでいるので
犯行動機の納得感が高いのも良い。
上手くエピソードに取り込んでいるので
犯行動機の納得感が高いのも良い。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
イマイマ国内で問題になっている要素も複数取り込み、
社会派的な側面も上手く露出している。
社会派的な側面も上手く露出している。
それにしても、全体的なグロさは相当のモノ。
「PG12]とか付けなくてもイイのか?と
真剣に思っちゃった。
「PG12]とか付けなくてもイイのか?と
真剣に思っちゃった。
もっとも、低年齢の来場者は
ほぼほぼ居なかったけど。
ほぼほぼ居なかったけど。