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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

うるしのかたち展2018@東京藝術大学美術館 陳列館 2018年11月11日(日)

【一階】の展示は授業風景のスライドのみ。

それと表の告知にある様に、
14時以降のイベントの準備のため
椅子を並べる作業が粛々と進められている。

何れにしろ、この後は混雑が予想されるから、
早めに観ておいた方が吉というもの。


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計三十名の作品は
概ね柔らかな丸みを持ち、
優しい艶を放っている。

如何にも漆らしい特性を生かした数々で
傍に立つだけでも心が和んで行く。


その右筆頭が
『馬莉』の〔小蕾のシャボン玉〕。

おかっぱ髪の少女が
頬を膨らませシャボンを吹く。

それが大きく大きくなって
彼女を乗せてそのまま宙に浮かんで行きそう。

微笑ましくなるよね。


一方で『佐々木岳人』の作品には何時も乍ら驚かされる。

これホントに、素材が麻布と和紙だけなんですか?

俄かには信じられん。


ちょっと戻って『陳博文』の〔冬〕もぼっこりするなぁ。

雪の上に足跡を付けながら、子狐がてくてくと歩く。

少し首を後ろに振っているのは、母親を見ているのか
それとも何か気になるものを見つけたのだろうか。


それ以外にも折り目正しい作品は多数あり、
硬軟取り混ぜて楽しめる場になっている。