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台東区コレクション展@東京藝術大学美術館 本館 展示室3・4 2016年9月18日(日)

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「日本絵画の源流、法隆寺金堂壁画・敦煌莫高窟壁画模写」との副題が付いているが
実際に展示されているのは
法隆寺金堂壁画〕の模写
敦煌莫高窟壁画〕の模写
〔藝大卒業制作〕の「台東区長賞受賞作品」
の三つ。


入って直ぐのスペースには
敦煌莫高窟」のミニチュアが置かれている。

写真や画では見たことがあるけれど、
こ~ゆ~見せられ方をすると改めて、その規模の壮大さに思い至る。
しかも山を掘削して造られているわけでしょ。
信仰の持つチカラを改めて感じる。

壁画についてもそれは同様。北魏~隋~唐~西夏
どれだけの長い時間を掛けて描き継がれて来たか。
その茫漠さを考えただけでも気が遠くなりそう。


法隆寺金堂壁画」はその多くが焼損しており
特別な時期と機会にしか公開されず、
模写とは言え、こうして見られるのは有り難い。

前者と比べて観れば、
日本の御仏は、まさにシルクロードの終着点。
姿のバランスも良く美しい。


事前の告知を見た時には気づかなかった
〔藝大卒業制作〕の買い上げ作品。

昨年度の『丸茂陸』による〔冬虫夏草〕の前で
脚が停まってしまった。

こ~ゆ~物語を感じさせる作品が、やはり好きだ。

それにしても、同年の油彩〔うぶすな〕、
『矢野佑貴』による作品だけど、こんな方向でも買い入れるんだねぇ。
随分とサバケテいる、とゆ~か台東区、かなり見直したぞ。