リターン・トゥ＠トーキョーワンダーサイト本郷 2016年5月4日（水）

会期は～5月29日(日) まで。

本展も、何故だろう、来場者が多い。
自分が訪問した同時期に四組以上おり、
当該館にしては珍しいこと。

映像作品が多いコトが
背景にあるんだろうか。

「トーキョーワンダーサイト　レジデンス2015-2016」の副題が冠され
海外に派遣され滞在制作を行った
地主麻衣子
谷中佑輔
花崎 草
キュンチョメ
の四人の成果発表。

中では三階【Room Ｄ】での『キュンチョメ』の作品が面白い。

『キュンチョメ』は『ホンマエリ』と『ナブチ』によるユニット。

暗い部屋の中には左右に分かれた大きなスクリーン。
夫々目隠しをした男女が映っている。
何れもバストショットなので、胸より下の部分がどうなっているのかはわからない。

スクリーンの前には二つのソファが設置され、
其処に座れば脇にはＶＲゴーグルが置かれている。
それを頭にセットすると・・・・。

最初はナニゴト？！と、一瞬面食らってしまったが、
暫く後に映っている情景が理解できる。
成る程ねぇ、一つのアイディアだな、これは。

アートの世界にも、
今後こうしたＶＲガジェットが入り込んで来るんだろうと言う、
前触れ的なインスタレーションと見た。

尤も、もの凄い感動かと聞かれれば、
そこまでは達してないんだけれど。