RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

TWS-Emerging 2015@トーキョーワンダーサイト渋谷 2015年12月5日(土)

【第6期】は明日が最終日と言うこともあろうか、
三人の出展者が何れも滞廊し、来場者を待ち構えている。

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関係者等とも親しく言葉を交わしていたりもするけれど、
『渡邊拓也』の作品の周りには、親子連れがぺったりと張り付き、
作者にあれこれを質問をし、特に子供に対してにこやかにかえしているいるのが
なんだか微笑ましい。

タイトルは〔作った(られた)ものから考える。〕

身近に在る道具を、自分で作って見たシリーズ、と言えば良いか。

それらの道具類は何れも、出て来た時には斬新であっても、
現在ではコモデティ化し、我々の身辺に溢れている。

彼が造り出したそれは、一見してカタチはそれっぽいものの
勿論、実用には適さない。
なんとなれば、素材は陶器だし、形状からなんとなくの想起はできるものの、
あまりにも無骨。

先の親子も「これ、何ですか?」と質問していたしな。

無用の用、との言葉がぴったり来る。


もう一つ、廃炉作業に従事する作業員を模した作品もある。

タイトルは〔Novelties (protective suits)〕

横に廻って、作品の下の方を見ると
「MADE IN OCCUPIED JAPAN」と記され、
「OCCUPIED」の部分だけは消されている。

ただ、「OCCUPIED」はないよなぁ。
文意は繋がらないけど「under control」なら皮肉が効いているけど・・・・。


他の二人の出展者は
『北村拓之』と『黒河希』。