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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

井上長三郎・寺田政明・古沢岩美の時代@板橋区立美術館 2022年5月5日(木)

メインタイトルの前後には
「区制施行90周年記念」「館蔵品展」「池袋モンパルナスから板橋へ」
との文言が付されている。

今回対象となった三人の画家の名前と共に、
特に「池袋モンパルナス」は
よくよく目にする呼称。


頻度高く使われるということは
並んでいる作品もかなりを既にして目にしているのと同義で。

そんな中で今回、
新たに得た知識が二つ。


一つは『寺田政明』の息子が
俳優の『寺田農』であること。

リーフレットに掲載されている写真を見ると、
なるほど二人は似ている。


もう一つは、戦前~戦中~戦後を生きた三人の回顧の言葉。

特に戦中にそれについては、
ナチスの芸術に対するのと同様の行為を
日本の国もしていたこと。

近代芸術を退廃芸術として迫害した愚行と、
まるっきり同じ行為をしていたとは・・・・。


戦争が人を狂わせるのか、
それともそうした指導者達が率いたことが悲劇なのか
どちらかは判らないけれど。


会期は~6月5日(日)まで。