「LIXIL」の跡地に「Brillia」が入り、
やはりギャラリーを展開していることは認識。
そこそこ前を通ることもあり
折に触れWebサイトを確認していたのだが、
好みの展覧会がなかなか開催されぬこともあり、
最近ではちょっとご無沙汰していた。
ところが、今日、中を覗くと、
気になる名前が目に入る。
はいはい。『浅田政志』だったら観たいかも。
タイトルにある「擬宝珠」は
橋の欄干に取り付けられている玉葱状の装飾。
京橋・日本橋・ 新橋は江戸時代には幕府直轄の橋で、
この三ヵ所の内側を「擬宝珠内」と称していたのがその由来。
そこに住まい、商売を営む四家族を『浅田政志』がおとない
写真に撮る。
インタビューを歌人でコピーライターの『伊藤紺』が文書に纏める。
会場構成を『脇田あすか』が担い、パネル化して展示。
鑑賞者は百年に及ぶ家族の歴史と、今の状態を知り、
出来ればその場所を訪ねてみたいとの気にさせられる。
家族をテーマに作品を出し続ける『浅田政志』の
面目躍如の展覧会。
会期は~6月5日(日)まで。