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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

南薫造 日々の美しきもの@渋谷区立松濤美術館 2021年2月23日(火)

標題館の所蔵作品を、無料で展覧してくれる「サロン展」。

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松濤美術館公募展”と同時に開催されるのが常で、
今年の会期は2月12日(金)~3月7日(日)。

 今回取り上げられている『南薫造』は、
東京で生まれ「藝大」で学び海外にも遊学。

東京美術学校」で教鞭を取ったのち、
故郷の広島が終焉の地となった由。


展示は四つのパートに分かれ、
人物や風俗、静物、風景が夫々並ぶ。

中でも好ましいのは人物や風俗を描いた作品群で。

人物を慈しみ、風俗についても
特に軍務で派遣され赴いた亜細亜の都市でも
その場所をリスペクトするような視線が画面から漂って来る。

作者の人柄故だろうか。
心が安らぐような作品の数々。


入場時には手指の消毒は勿論、
入館書への記入・提出が必要。

渡された入館証を持ちながら観覧し
退館時には返却の流れ。