RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

FACE展 2017@損保ジャパン日本興亜美術館 2017年3月26日(日)

一般の入場料は600円だが
チケットをディスカウンターで280円で購入済み。

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「読売新聞」主催、且つ
高校生以下は無料と言うこともあり、
場内はその様な客層で、そこそこの入り。

入選以上の計71点が展示。


グランプリは『青木恵美子』の〔INFINITY Red〕。
たしかに赤系のアクリル絵の具で
盛り上げられた花弁は、力強く、且つ鮮烈。

しかし、自分的には、その脇に並んでいる
『大石奈穂』の〔うその融点〕の様な
静謐さと物語性を感じさせる作品の方が好きかも。

そのつてで言えば、『財田翔悟』の〔吹き消す前に〕
なんかも良くて、更に、これが{日本画}と知って驚く。


それにして、相も変わらず
知った名前が多くて
『菅澤薫』『倉田和夫』『戸泉恵徳』『大河原基』
あたりが当たるんだけど、何故今更、本展に
とも思ってしまう。


技法的な驚きでは
『柳田有希子』の酸化を利用したものや
『井伊智美』の焼絵だろうか。

後者は、思わず鼻を近づけて
クンクンとしてしまった。


全体として、具象的な
しっかりとした画き込みの作品が多かったので
時間を掛けてたっぷりと堪能した。