封切り五日目。
席数246の【シアター1】の入りは七割ほど。
特にプレミアムシートを中心に
ハイソな感じのマダムの二~三人連れが多く、
映画の後はお食事、そしてショッピングですかと、
ちょっと羨む眼で見てしまう。
ハイソな感じのマダムの二~三人連れが多く、
映画の後はお食事、そしてショッピングですかと、
ちょっと羨む眼で見てしまう。

殆どの人が経験するイニシエーションだろうと思う。
もっとも、随分と経っているから
こ~ゆ~冷静な言いようができるわけで、
三十年前に自分が当事者だった時は
まさに本作の登場人物と同様、かなり切羽詰っていた。
こ~ゆ~冷静な言いようができるわけで、
三十年前に自分が当事者だった時は
まさに本作の登場人物と同様、かなり切羽詰っていた。
当時は今とは異なり、真夏が解禁日。
慣れないスーツに身をつつみ、
汗を拭きながら企業を訪問する。
慣れないスーツに身をつつみ、
汗を拭きながら企業を訪問する。
最終面接までは行くものの
内定を得られないの繰り返し。
このまま就職できなかったらどうしよう、と
ホントに気が気ではなかった。
内定を得られないの繰り返し。
このまま就職できなかったらどうしよう、と
ホントに気が気ではなかった。
入学試験であれば、「点数」という明確な基準がある
(ではあるものの、その頃は点数の公表は無く、
受験番号が無い=点数が足りない、と勝手に解釈していたわけで・・・・)。
(ではあるものの、その頃は点数の公表は無く、
受験番号が無い=点数が足りない、と勝手に解釈していたわけで・・・・)。
一方就活については、何が悪くて落とされたのか
さっぱり判らない。フィードバックもないし。
さっぱり判らない。フィードバックもないし。
しかし就職から二十年も経って
自分が選ぶ側に立てば良く判る。
自分が選ぶ側に立てば良く判る。
きちんとした所作、丁寧な受け答え、表情の変化、等
相手の一挙手一投足はちゃんと目に入るんだよね。
相手の一挙手一投足はちゃんと目に入るんだよね。
勿論、昔と違って、履歴書の書き方/面接時の応対等のスキルはアップしていて
差が付き難くなっているのはその通りなんだけど。
差が付き難くなっているのはその通りなんだけど。
って、いけねえ、映画のハナシだった。
就活にまつわる男女五人のお話し。
登場人物個々人の性格付けがホントに良くできている、と
ゆ~か、役者さんの外見とも合っている。
ゆ~か、役者さんの外見とも合っている。
ちょっと見には五人の中では一番真っ当そう。
自意識過剰な言動が其処彼処に見えることだけは気になる。
それにしても、何故だろう?
自意識過剰な言動が其処彼処に見えることだけは気になる。
それにしても、何故だろう?
イマドキの若者は多かれ少なかれ、そんな側面を持っているかもしれないし
自分の一部にも当然あるけど、それにしても、だ。
かなり呆気にとられてしまった。
自分の一部にも当然あるけど、それにしても、だ。
かなり呆気にとられてしまった。
コトの是非は兎も角、ある意味
今の社会現象を切り取り
巧妙に物語に仕立てている。
今の社会現象を切り取り
巧妙に物語に仕立てている。
当然、このような脚本に仕立て上げ映像化した
脚本家と監督にも同様の賛辞を贈る。
脚本家と監督にも同様の賛辞を贈る。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
観終わって外に出ると、
就活中と思われる女子が
スーツを手に持ち歩いているのに
三々五々行き当たる。
就活中と思われる女子が
スーツを手に持ち歩いているのに
三々五々行き当たる。
10月上旬に内定式はあった様だけど
まだまだ活動中の学生さんも居るってことだよね。
まだまだ活動中の学生さんも居るってことだよね。
大変だけど頑張れ。
最初は納得が行かない就職だったとしても
昨今、その後の転職の機会は幾らでもあるし、って
全然応援になってないね、これは。
最初は納得が行かない就職だったとしても
昨今、その後の転職の機会は幾らでもあるし、って
全然応援になってないね、これは。