封切り三日目。
席数127の【シアター2】の入りは四割ほど。
客層は初老の男性が圧倒的で、これは
主演女優目当てってことだろうか。
主演女優目当てってことだろうか。
怪魚の捕獲譚だけでは番組にならないので
当地の文化や文物を盛り込む目論みも、
その時点ではや現地の流儀との相克が生まれ
尚且つバブル期に有りがちだった「金で解決をする日本人」と同義を見てしまうのは
ちょっとヤな気分。
当地の文化や文物を盛り込む目論みも、
その時点ではや現地の流儀との相克が生まれ
尚且つバブル期に有りがちだった「金で解決をする日本人」と同義を見てしまうのは
ちょっとヤな気分。
もっともこれが現実とは思えないし、他の挿話との対比を際立たせるための
脚本上のテクニックとここでは好意的に捉えておく。
脚本上のテクニックとここでは好意的に捉えておく。
外部との軋轢に加え、クルーの中でも何とはなしにぎくしゃくした雰囲気が漂う。
彼女自身はプロ根性の持ち主で、
大抵の要求にはイヤを言わず応えるものの
今の仕事そのものに疑問を持っており、
それが言動の、特にカメラが止まった後の態度の端々に出てしまう。
大抵の要求にはイヤを言わず応えるものの
今の仕事そのものに疑問を持っており、
それが言動の、特にカメラが止まった後の態度の端々に出てしまう。
長期滞在が確定しているのに、簡単な現地語を覚える気すらなく
私的な外出時でも事前確認をせずに行き当たりばったり、
挙句に街中を彷徨うことも複数回。
私的な外出時でも事前確認をせずに行き当たりばったり、
挙句に街中を彷徨うことも複数回。
なのに行動が改まらないのは、ある意味肝が据わっているのか
それとも投げやりになっているのかと、
かなり共感できない人物造形。
それとも投げやりになっているのかと、
かなり共感できない人物造形。
が、複数の失敗の結果、思いもかけない僥倖が訪れる。
先に挙げた「あてがき」云々が
故有ることだと了解される瞬間だ。
故有ることだと了解される瞬間だ。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
とは言え時間の使い方はかなり冗長。
『葉子』があまりにも同じ行為を繰り返すことが背景にあり、
普通ならもっと早く学習するよね、ましてや
彼女は初めての海外ロケじゃない設定でしょ、と
多少イラっと。
普通ならもっと早く学習するよね、ましてや
彼女は初めての海外ロケじゃない設定でしょ、と
多少イラっと。
もっと脚本を練り込んで欲しかったとの、
これは強い思い。
これは強い思い。