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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

公文健太郎 写真展:耕す人@キヤノンギャラリーS 2016年9月21日(水)

「耕す」とは書かれているいるけれど
かならずしも田畑に限ったわけではなく
畜産や養蜂・養蚕に到るまで、
国内の大括りの農業に勤しむ人々の暮しが
四季の移ろいと共に瑞々しく捉えられている。


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意図的に選択しているわけではないだろうけど、
この産業に従事する人々の高齢化も目の当たりにし、
行く末を思うと気分は必ずしも晴れない。

それでも、広範な生産のカタチがあるものよ、と
感じ入るとともに、日本の食を支えている農家の人達の誇らしげな姿に
思わず頭が下がってしまう。


そして、此処で切り取られているのは、
自分が子供の頃に身近に在った
懐かしい風景。

まだ機械化がそこまで進んでいない状況下では
農村地帯では田植え休みや、稲刈り休みが有ったからね。

刈り取った稲は稲架(はぜ)に掛けられ天日干し。

米を脱穀した後の藁は筵に織られる。

なんかちょっと目頭が熱くなってしまったけど、
自分にとっては単に郷愁。

でも実際に向き合っている人には
異なる感慨があるんだよね、たぶん。