RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

エミール・ガレ@サントリー美術館 2016年7月18日(月)

一般の入場料は1,300円だが招待券を頂いた。

オルセー美術館特別協力 生誕170周年」と冠され
会期は~8月28日(日)まで


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日にちはまだ先が長いし、夏休みにも入ってないし、
当日の東京地方は激熱だしで、そんなには混んでいないだろうと
舐めてかかったら、会場内は思いの外、人で溢れている。

勿論、人の後ろに着いて静々と歩かずに、
自分の好きなところ、空いている場所にさっと入り込み
臨機応変に観て廻るには
そんなにフラストレーションは溜らない。
ましてや、イイ運動になる。


会場内は全 六部構成。

此処で面白いのは、
展示の最初と最後に所謂『ガレ』の完成形=最晩年の作品を持って来た事で、
その間の時代については、あくまでも試行の道程に近い印象を持たせている点。

なので、過去の同種の展覧会に比べても、
変な表現だけど『ガレ』っぽい作品の数が少なく、
加えて習作や家具、或いは自身の収集品がかなり多く配されている。


嘗てあまり見たコトの無い側面に触れられる利点。
一方、圧倒的な、しかも日本人好みの表現に触れる醍醐味には欠ける面。
一長一短で、これを回避するには、物量そのものを多くするしかないけど、
標題館のスペースでは難しいだろうし、
入場料に跳ね返って来るだろうし。


七年前の『国立新』での『ラリック』
そうだったけど、この手の催しでは女性比率が著しく高い。

でも場所柄かな。
『目黒』での展示の時は
それほどでもなかった記憶がある。