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栗木達介展@東京国立近代美術館工芸館 2015年11月3日(火)

こちらも「本日無料の日」。

ちなみに一般の入場料は700円。



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「現代陶芸の鬼才」との副題が冠されている通り、
珍しく展示の九割は単独の作家の作品で占められている。


入館して直ぐのスペースに展示されている作品群。
そのタイトルを見て、思わず くすりとしてしまう。

曰く〔横たわる〕〔歩行する〕〔這行する〕。
で、それらのフォルムを見て、深く頷く。
成る程、言い得て妙だ。


次のコーナでも、同様なコトが起きる。
似た形状の作品に対してのバリエーションは、
〔まがり〕〔風のトルソー〕〔風韻〕〔風象〕。

は~。なんとなく、そう見えて来るから不思議。


しかし、歩を進めるに連れ、記憶が蘇って来る。
当該館を含め、其処此処で観たコトのある作品たち。

ああ、このヒトだったのね。
それにしても、作品の激しい変容ぶり。


実際に使用可能そうな器と、
そうではないオブジェが仲良く並んでいる様は
ちょっと不思議。
そして、両者の差は、ことのほか判然としてないようにも見える。