封切り三日目。
本作の特徴は大きく二つ。
一つは〔東京物語〕への過剰なオマージュ。
動かないカメラ、バストショットの多用、カット繋ぎ、
下からナメる構図、あらゆるパーツが、それを指し示している。
下からナメる構図、あらゆるパーツが、それを指し示している。
また、話中で映像を使うだけにとどまらず、
主要な登場人物の姓名までをも倣う。
主要な登場人物の姓名までをも倣う。
そして、もう一つは昭和の香り。
勿論、先に挙げた要素を、できるだけ守ろうとすれば
自然とそうなってしまう側面もあるんだけどね。
自然とそうなってしまう側面もあるんだけどね。
こういった点は、そのまま見ればアンバランスだが、
なにせ喜劇。その不自然さえも、笑いの一端として収斂して行く。
なにせ喜劇。その不自然さえも、笑いの一端として収斂して行く。
また、先に挙げた客層には、若い頃に体験した懐かしさとともに
想起されるんだろう。
想起されるんだろう。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
実際は重い中身にもかかわらず、
ギャグの多用もあり、かなり肩の力が抜けた
軽いティストの作品に仕上がっている。
ギャグの多用もあり、かなり肩の力が抜けた
軽いティストの作品に仕上がっている。