封切り三日目。
席数118の【シアター5】は満員の盛況。
『オルドリン』『コリンズ』を含めた三人の
他の二人を思い出せないことはあっても
『アームストロング』の名前だけは真っ先に想起されるだろう。
他の二人を思い出せないことはあっても
『アームストロング』の名前だけは真っ先に想起されるだろう。
が、その記憶の印象に比しても
本編の彼はソフィスティケートされ
物語りの主人公に必要な面白味にはまるっきり欠けている。
本編の彼はソフィスティケートされ
物語りの主人公に必要な面白味にはまるっきり欠けている。
では何故、敢えてそんな人物にスポットを当て取り上げたか?
にもかかわらず、スペクタクルなシーンを極力抑え、
抑制の効いた主人公の内面に分け入ったエピソードに多くを割いているため
中身自体に違和感を覚える向きも多いかもしれない。
抑制の効いた主人公の内面に分け入ったエピソードに多くを割いているため
中身自体に違和感を覚える向きも多いかもしれない。
しかし、着陸そのものの華やかさに対して
それ以前に有ったトライアルや失敗については
当時思い至ることはなかったし、
今日初めて知ることになったと表現しても過言ではない。
それ以前に有ったトライアルや失敗については
当時思い至ることはなかったし、
今日初めて知ることになったと表現しても過言ではない。
後者であれば、
宇宙飛行士本人達は最悪の場合
命を失う可能性の覚悟はできているだろうが、では
銃後を守る妻や家族の思いはいかなものだったか。
宇宙飛行士本人達は最悪の場合
命を失う可能性の覚悟はできているだろうが、では
銃後を守る妻や家族の思いはいかなものだったか。
此処では、その間の乖離が
次第に大きな溝として広がる過程も描かれる。
次第に大きな溝として広がる過程も描かれる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
ある種たんたんとした描写の連続で
盛り上がりに欠けると言えば全くその通りで
とりわけクライマックスである
月面着陸のシークエンスでそれは顕著。
盛り上がりに欠けると言えば全くその通りで
とりわけクライマックスである
月面着陸のシークエンスでそれは顕著。
でも、そんな中から浮かび上って来るのは
偉大なことを成し遂げた人物に備わったノーマルさ。
昨今の世情からすれば逆にあまりに際立っている。
偉大なことを成し遂げた人物に備わったノーマルさ。
昨今の世情からすれば逆にあまりに際立っている。