本日初日。
席数407の【CINE11】の入りは七割ほど。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jyn1/20190905/20190905233650.jpg)
しかし、どちらもそれ単体で生地を貫くのではなく
複雑に絡み合うことで物語りに深みを与えている。
複雑に絡み合うことで物語りに深みを与えている。
葛飾区のアパートの一室で女性の腐乱死体が発見される。
時を同じくして、同区内の河川敷で男性の焼死体も発見される。
最初は無関係と思われた二つの事件が繋がっていることは
直ぐにも明らかにされるのだが、この時点よりも前に我々は
同じ作者の別の作品との類似性に気付かされる。
直ぐにも明らかにされるのだが、この時点よりも前に我々は
同じ作者の別の作品との類似性に気付かされる。
それは有り体に言ってしまえば〔容疑者Xの献身〕。
似た様な仕掛けが用意されているんだろうな、と
一種セルフオマージュかい、と
興を削がれたような気になっても、実は以降が本作の本領発揮。
一種セルフオマージュかい、と
興を削がれたような気になっても、実は以降が本作の本領発揮。
重厚な人間ドラマがずどんと展開され、
観客はぐいぐいとお話しの中に引き込まれて行く。
観客はぐいぐいとお話しの中に引き込まれて行く。
その内容ゆえ、
アップが多用される画面構成に一歩も引かず渡り合い、
特にある場面での鬼気迫る表情は
観ている側の背筋がぞっとするほど。
アップが多用される画面構成に一歩も引かず渡り合い、
特にある場面での鬼気迫る表情は
観ている側の背筋がぞっとするほど。
ただ一方で、深い悲しみさえ内包したそのシーンは
劇中でも出色の場面となっている
劇中でも出色の場面となっている
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
テロップを多用した語り口も
映画自体に独特のリズム感を与え、
造り込みの側面でもスキルは十分に高い。
映画自体に独特のリズム感を与え、
造り込みの側面でもスキルは十分に高い。
総じて見れば、同じ作者の映画化作品としては
文中に挙げた〔容疑者Xの献身〕に次ぐ渾身の出来。
文中に挙げた〔容疑者Xの献身〕に次ぐ渾身の出来。
そう言えば先の作品も
「愛情」を題に取ったモノだった。
「愛情」を題に取ったモノだった。
エンドロールも見逃せない。
でもこの二人、このシリーズには
出演してないよねぇ。
出演してないよねぇ。