RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

村上華岳-京都画壇の画家たち@山種美術館 2015年11月21日(土)

イメージ 1


チケット屋さんでの価格が
490~700円と相当崩れているので、
かなりの不人気物件と踏んだのだが、
館内は思いの外、そこそこ人が入っている。

一般の入場料は1,200円。
だが、今回は招待券を頂いた。

会期は前・後期に分かれ、
あさってが前期の最終日。
後期の期間は~12月23日(水) まで。


副題は「《裸婦図》重要文化財指定記念」となっているし、
『華岳』の名前がタイトルトップになっているわけだから
それなりの期待をするのが当然。

ただ実態は看板倒れとゆ~か、
もっと酷い言い方をすれば羊頭狗肉


全六十点ほどの展示の内、
『華岳』の作品は十二点ほど。
要は五分の一しかない。

これでチラシの表に
『栖鳳』の〔班猫〕もあしらわれている理由が判る。

それ以外も、やはり「京都画壇」を初めとする
『華岳』と知古のある、または同期の画家たちの作品が並んでいる。


じゃあ、かと言って、見応えがないかと言われれば
まりっきりそんなことはなく、
同館で数度も観ている作品はありはするものの
『松園』が三点並んでいたりして
内容的には十分満足が行くもの。

ただ事前期待と、ややの乖離がある、
そこだけが、ちょっと残念ね。