旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行＠損保ジャパン日本興亜美術館 2015年8月22日（土）

一般の入場料は1,000円だが
招待券を頂いた。

会期は明日まで。

それもあるし、夏休みだし、
子供や女性に好まれそうな案件だしで
相応の混雑を覚悟していたけど、
これ程とは思わなかった。

エレベーターを待つ時点で既に行列ができている。
当該館でこんのは初めて～。

中に入れば更に凄い人で、
皆　順路に沿って静々と進んでいる。

作品の一枚一枚に
かなり長めのキャプションも付いているコトも
拍車をかける一因になっている。

客層は中高年の女性が目立つ。

作品は基本淡い水彩による風景画。

絵本等の原画になったものも多い由だが、
更に縮小して行けば、絵葉書にも
してしまえるだろう。

幾点かは基になった風景の写真が添えられており、
画家がデフォルメや省略、再構成をしていることが良く判る。

写真に写ったものと、眼で見るものは、遠近感や大小を含め
かなり異なって見えもする。

殆どが風景を忠実に写し取った作品の中に、
カリカチュアライズされたものが幾点かあり
やや調和を乱すように、周りからは
ぽんと浮いて見える。

が、その何れもが、からくり時計の様にも見え
妙に可愛らしい。