封切り二日目。
席数191の【CINE 10】は満員の盛況。

それが無ければ、本編が成立しなかったのでは
と思わせる存在感。
と思わせる存在感。
本作では、取材する側も、伝える側も、受け取る側も
抜け出せないドグマに嵌ってしまっている。
抜け出せないドグマに嵌ってしまっている。
ではあるけれど、これはアメリカらしい病理かもしれない。
林立する放送局と視聴率競争、少しでも多くのスポンサーを獲得し
自局の、ひいては自身の栄達のため、多少の非合法はものともしない。
自局の、ひいては自身の栄達のため、多少の非合法はものともしない。
多民族国家であるが故の、民族間の対立、貧富の偏在。
こういった病理を声高に語るのではなく、
幾つもの事象のメタファーとして、皮相な筆致で描き上げて行く。
幾つもの事象のメタファーとして、皮相な筆致で描き上げて行く。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
しかし、これは、
世渡り上手な人間の出世譚ではけしてない。
世渡り上手な人間の出世譚ではけしてない。
ましてや、主人公が社会的に不適応な人間であるとの
表現でもけしてない。
表現でもけしてない。
SNSを使い、自分の生活を細大漏らさず満天下に晒すのは
何の為か?
何の為か?
どちらも、自己表現を最大化することで
自分のコトをより多くの人間の知って貰いたい
顕示欲の極大化に違いはないんじゃないか。
自分のコトをより多くの人間の知って貰いたい
顕示欲の極大化に違いはないんじゃないか。