中に入れば、おお、ピピッという鳴き声が
時折聞こえる。
時折聞こえる。
確かに、作品の一部として鳥籠は置かれている。
しかし、その中には鳥の姿は無く、
おやおや、どこにいるんだろうと探せば、
あらあら、天井の梁に留まっている。
しかし、その中には鳥の姿は無く、
おやおや、どこにいるんだろうと探せば、
あらあら、天井の梁に留まっている。
なるほど、これは糞をする可能性もあるし、
羽毛も落ちて来るだろうし、
色んな意味でリスクのある展示かも。
羽毛も落ちて来るだろうし、
色んな意味でリスクのある展示かも。
そして展示内容はと言えば、
木の枝や果物などの自然の造形物と
硝子や陶器、プラスチックなどの人造物が組み合わさり、
なんとなく意味性のありそうなオブジェになっている。
木の枝や果物などの自然の造形物と
硝子や陶器、プラスチックなどの人造物が組み合わさり、
なんとなく意味性のありそうなオブジェになっている。
そう思って見れば、
ドアの取っ手に見えたり、
壁に掛けられているトロフィーに見えたりと、
我々は勝手に、その中に意味性を見出し、
身近なものに置き換えたりする。
ドアの取っ手に見えたり、
壁に掛けられているトロフィーに見えたりと、
我々は勝手に、その中に意味性を見出し、
身近なものに置き換えたりする。
しかし、実際は、そんなこととはまるっきり関係なく、
ただ、其処に在るだけなのかもしれない。
作者の恣意に、惑わされているだけなんじゃ
と、疑心暗鬼になってしまうから不思議だ。
ただ、其処に在るだけなのかもしれない。
作者の恣意に、惑わされているだけなんじゃ
と、疑心暗鬼になってしまうから不思議だ。