RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

土門拳が撮った「藤田嗣治」@ノエビア銀座ギャラリー 2022年4月9日(土)

f:id:jyn1:20220411072959j:plain

『フジタ』は好きな画家であり、
それ履歴はざっくりと把握していたと思っていたけれど、
今日はまた、予期せぬ側面を見せられる。

写真は戦前から戦後の九年間、
練馬区小竹のアトリエに入ることを許された
土門拳』が写した写真の抜粋。


一番の驚きは、『フジタ』のビルドアップされた体躯で、
これで五十五歳か!と驚くほどの、
特に二の腕はむきむきの筋肉の盛り上がり。


もう一つは、両の掌のアップで
右と左で歴然と形が異なる。

やはり筆を持つ方は、
それに適した形に変容したということだろうか。

 

会期は~6月3日(金)まで。

制作の過程だけでなく、
邸内の様子も撮影され、
フランスに移住後の写真は何枚かを見たことがあるが、
日本国内でのそれは極めて貴重なのではないか。