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ブンポニチ/文保日・展2021@東京藝術大学美術館 陳列館2階 2021年10月10日(日)

何とも面妖なタイトル。

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実際は【1階】で開催されている
”現状模写「国宝信貴山縁起絵巻 山崎長者巻」”とセットになるのだろう。

こちらの主催は「日本画第三研究室」と、なっている。

そのタイトル通り、模写の過程と作品が並ぶ。

源氏物語絵巻〕〔伴大納言絵巻〕も同時に展示され
(何れも模写だが)、歴史の教科書でしかお目に掛かれないそれぞれを
目の当たりにできるのは眼福。

会期は~10月15日(金)まで。


一方、標題展については
主催が「保存修復日本画研究室」となっており、
字面だけでは両者の関係性は判然としないけど。

二十二名による、三十三点の日本画が並ぶ。


中では『鈴木七実』の〔水鏡〕に目が吸い寄せられる。

湖面とそこに浮かぶ蓮を描いた作品は、
妙にリアルで立体的。

近寄ればまさしく本画なのに、
離れて観た時の印象がまるっきり異なるユニークな表現。

 

会期は~10月14日(木)まで。