一般の入場料は100円。
会期は
前期:9月11日(土)~10月10日(日)
後期:10月12日(火)~11月14日(日)
となっており、一部展示替えがあるよう。
飛び石連休の中日とはいえ、平日の昼下がり、
さほどの混雑にはなっていないだろうと見くびっていたら、
どうしてどうして、場内はなかなかの人の入り。
『非水』のプロフィールは館内にも掲示されているけれど、
「三越」の意匠のみならず、「響」「光」といった
煙草のパーッケージデザインも手掛けていたことが、
標題館が企画する理由の一つなのね。
しかし、煙草関連の展示は過少で、
店舗のそれや観光、或いは嘗て幾度となく目にした
〔東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通〕等のポスターが多く並び、
そのグラフィカルは表現は、今でもモダンな雰囲気を醸している。
吃驚したのは洋行の成果の展示パート。
『藤田嗣治』とも親しく交わったようで、
「島根県立石見美術館」から借り受けた〔アントワープ港の眺め〕なども展示されていたり。
また同時代人としての『岡田三郎助』『黒田清輝』の画が観られるのも眼福。
物量的にも並んでいる作品の幅広さも、
これがワンコインで堪能できるならとの
満足度の高さに直結している。