RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

戦前のJAPANツーリズム@ノエビア銀座ギャラリー 2021年3月6日(土)

開場時間が9:00~と早いのも、
本ギャラリーの特徴の一つ。

界隈のギャラリーの多くが11:00~の開場なので、
その前にひょいと寄っての鑑賞が可能。

スペースがさほど広いわけではなく、
展示数も少ないから、時間が読めるのもうってつけ。

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標題展の会期は1月12日(火)~3月19日(金)。

 ウインドウから中を覗くと、おや
あまり見たことない類のポスターが並んでいる。

興味を魅かれ入場、しげしげと見やると・・・・。


半分は「満鉄」のポスター。
言わずと知れた戦前~戦中の国策会社。

そこがこんな観光誘致のポスターを作ってたんだねぇ。

紹介しているのは勿論、現在の中国国内の景勝地
それをさも我がもののように取り上げているのは、
イマイマの目から見れば複雑。

更にそこに書かれている諸情報にも目をみはる。
本社「大連」、支社「東京」って、
ホントのことなんだろうけど困惑するなぁ。


もう半分は「国鉄」と「JTB」が作成したもの。

昨今と同様、外国に向け盛んに告知をしていたことがうかがわれる。


それ以外にもポストカードやリーフレットなども並べられ、
中には『巴水』の版画をあしらったものも。

日本らしさの表出にこだわった結果の選択だろうけど、
なかなかどうして、現代の告知物としても十分に通用するんじゃないか。