開場時間が9:00~と早いのも、
本ギャラリーの特徴の一つ。
界隈のギャラリーの多くが11:00~の開場なので、
その前にひょいと寄っての鑑賞が可能。
スペースがさほど広いわけではなく、
展示数も少ないから、時間が読めるのもうってつけ。
標題展の会期は1月12日(火)~3月19日(金)。
ウインドウから中を覗くと、おや
あまり見たことない類のポスターが並んでいる。
興味を魅かれ入場、しげしげと見やると・・・・。
半分は「満鉄」のポスター。
言わずと知れた戦前~戦中の国策会社。
そこがこんな観光誘致のポスターを作ってたんだねぇ。
紹介しているのは勿論、現在の中国国内の景勝地。
それをさも我がもののように取り上げているのは、
イマイマの目から見れば複雑。
更にそこに書かれている諸情報にも目をみはる。
本社「大連」、支社「東京」って、
ホントのことなんだろうけど困惑するなぁ。
もう半分は「国鉄」と「JTB」が作成したもの。
昨今と同様、外国に向け盛んに告知をしていたことがうかがわれる。
それ以外にもポストカードやリーフレットなども並べられ、
中には『巴水』の版画をあしらったものも。
日本らしさの表出にこだわった結果の選択だろうけど、
なかなかどうして、現代の告知物としても十分に通用するんじゃないか。