入場が予約制になってからは初の訪問。
入り口も【中央通り】の一か所に限定されている。
入場すると手指の消毒と検温、
その後入館目的の確認があり「ギャラリー」を告げると
奥への案内。
馴染みの階段を降りた受付でQRコードを提示し入場。
中には「スマホ、携帯持ってないんで予約できません」との来場者もおり。
リーフレット等も置かれておらず、
壁に貼られたQRコードを読み取り確認する方式。
でもなぁ、スマホを持ってないと厳しいよねこれは。
で、薄暗い館内には大判なドローイングと立体が数点。
特に奥の小部屋はアトリエの様に雑然としており、
まさにアーチストがたった今まで制作に勤しんでいたような趣き。
展覧会自体のタイトルは「ゴーストデモ」。
何点かの平面を観るうちに、幼い頃の記憶が甦る。
田舎の家の裏手には松林があり、
そこに椎茸の種駒を打ち込んだ榾木を置き
毎晩のように米のとぎ汁をを掛けていたら
もの凄い勢いで椎茸が生えて来たこことか。
またその松林は冒険や探検、遊びの場でもあり
木登りは勿論、秘密基地を作ったり
時にはカップルが居るのを盗み見たり、
或いは捨ててあったエロっちい本をどきどきしながら頁をめくったこととか。
直截的ではないけれど、
想い出が刺激され、画のテイストとはやや乖離するけれど
甘酸っぱい気分に浸ってしまう。
会期は~10月25日(日)まで。