RollingStoneGathersNoMoss文化部

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至近距離の宇宙@東京都写真美術館 2020年1月2日(木)

標題よりもサブタイトルである
”日本の新進作家 vol.16”の方が通りが良いのでは。

【2階】のこちらの展示も
一般の入場料700円が無料且つ、場内はさほどの混雑にはなっておらず
鑑賞に支障がきたされないのは嬉しい限りで。

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計六名の作品群が並び、中には記憶の片隅に引っ掛かる名前も。

が、入って直ぐのスペースに配された
『藤安淳』による〔empathize〕にやはり魅かれる。


自身がそうであることがベースにあり
双子として生まれた人達を写して回る。

基本、二枚で一対ながら、
中には一葉だけがぽつんと置かれているケースが。

既に亡くなったのか、それとも音信が途絶えているのか、或いは
許諾が得られなかったのかと、その理由を勝手に推理したり。

基本、一卵性を選択しているようで、
両の写真には瓜二つの顔。

髪型や服装が似ていたり違っていたりするのも
故意かそれとも恣意かと穿った見方をしてしまう。

歳が離れてさえいれば、そんな見られ方を
されることすらないだろうにと改めて思い至る。

冒頭に配された一枚は、おそらく自分のポートレイトだろうが
自身の?それとも兄弟の?とちょっと気になる、なにせ
タイトルの「empathize」は共感や感情移入の意だから。


会期は~1月26日(日)まで。

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