封切り十日目。
席数224の【SCREEN1】は満員の盛況。
第三子が生まれたばかりで夜間のオムツ交換や授乳で余裕の無い
『マーロ』はそれ以外の家事はなおざり気味。
『マーロ』はそれ以外の家事はなおざり気味。
しかし日々の生活に窮した夫婦は夜間に赤ん坊の面倒を見てくれる
専門のシッターを雇うことを決断する。
専門のシッターを雇うことを決断する。
幼子の面倒だけにとどまらず、夜の間に
リビング~キッチンは綺麗に片づけられ、
時にはスイーツさえ用意されている。
リビング~キッチンは綺麗に片づけられ、
時にはスイーツさえ用意されている。
此処で観客は否応なく〔メリー・ポピンズ〕を思い出す。
風に乗ってやってきた『ポピンズ』は
家族間のなにくれを解決したのち
再び風に乗って姿を消す。
家族間のなにくれを解決したのち
再び風に乗って姿を消す。
『タリー』についても、それと同様の前兆や啓示があり
しかしそれは、観終わって成る程と思い起こすもの。
しかしそれは、観終わって成る程と思い起こすもの。
じゃあ結末はどうしてくれるんだろうと
戸惑いながら画面に喰い入ると・・・・。
戸惑いながら画面に喰い入ると・・・・。
あ~そう来たかと、思わず嘆息。
ありがちな仕掛けではあるけれど、
この手の方向性の映画には珍しい落とし方。
正直、先読みはできなかった。
この手の方向性の映画には珍しい落とし方。
正直、先読みはできなかった。
しかし改めてフライヤーを確認すれば
答えは最初から観客には提示されていた訳で、
観終わってから、そこに気づく仕掛けは
製作者サイドの遊びココロさえ感じさせる。
答えは最初から観客には提示されていた訳で、
観終わってから、そこに気づく仕掛けは
製作者サイドの遊びココロさえ感じさせる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
ある種ハッピーエンドに近い結末は
同じ境遇にある人達への応援歌に取れる。
同じ境遇にある人達への応援歌に取れる。
製作者にも名を連ねる、彼女の強い気持ちの現れなのだろう。