本日初日。
席数121の【シアター3】は満員の盛況。

或いは諺にも言う
「兄弟は他人の始まり」、と
(今回の主旨とは、ちと意味が外れているけれど)。
「兄弟は他人の始まり」、と
(今回の主旨とは、ちと意味が外れているけれど)。
同じ血を分けた存在であるのに
それ程にも微妙な距離感と言うことか。
それ程にも微妙な距離感と言うことか。
本作には二組の兄弟と姉妹が登場する。
しかし両方の組み合わせ共に
外見も性格もまるっきり似てはいない。
外見も性格もまるっきり似てはいない。
ただ一つ、お互いの存在に嫉妬していることを除けば。
兄は奔放でいい加減、弟は生真面目でコツコツと。
姉は肥満し外見もイマイチ、しかし学はあり
稼業にも真面目に取り組む。
一方の妹は顔もスタイルも芸能界を目指すほどだが、
家事にも稼業にも身が入らない。
稼業にも真面目に取り組む。
一方の妹は顔もスタイルも芸能界を目指すほどだが、
家事にも稼業にも身が入らない。
それでいて、普段は悪しざまに批難しているのに
他人から同じことを指摘されると
腹が立つのだから何とも複雑。
他人から同じことを指摘されると
腹が立つのだから何とも複雑。
または、やはり同じ血が流れていることに気付くシーンも
さりげなく秀逸。
さりげなく秀逸。
なまじこの二組同士が知り合いななものだから
オハナシは更に混迷の度合いを深めて行く。
オハナシは更に混迷の度合いを深めて行く。
が、脚本が丁寧に整理されているものだから
夫々の出来事が混乱することはなくすっと頭に入って来る。
夫々の出来事が混乱することはなくすっと頭に入って来る。
また、モノを媒介にしたエピソードの作り込みが上手く
かなり笑えるシーンも続出する。
かなり笑えるシーンも続出する。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
キョウダイが居ない自分には、このような関係の機微は判らないけど、
思いのたけをストレートにぶつけあえるのは
正直羨ましいと思った。
思いのたけをストレートにぶつけあえるのは
正直羨ましいと思った。