封切り二日目。
席数345の【シアター6】は満員の盛況。
予告編を見る限りでは
何処かで見聞きしたことのあるエピソードや表現、
例えば「イザナギ・イザナミ」の神話、
〔千と千尋の神隠し〕の特定シーン、
〔スターウォーズ〕のクリーチャー、
などなどが満載で、やや食傷気味な感。
何処かで見聞きしたことのあるエピソードや表現、
例えば「イザナギ・イザナミ」の神話、
〔千と千尋の神隠し〕の特定シーン、
〔スターウォーズ〕のクリーチャー、
などなどが満載で、やや食傷気味な感。
が、世評がどうにも高く
それならば、と
重い腰を どっこいしょ とあげた次第。
それならば、と
重い腰を どっこいしょ とあげた次第。
成る程、夜には妖怪達による夜市が開かれ
庭では河童が往来し、狐の血を引く刑事まで登場、
あまつさえ貧乏神まで住み着く始末。
庭では河童が往来し、狐の血を引く刑事まで登場、
あまつさえ貧乏神まで住み着く始末。
導入部ではそういった 鎌倉らしい エピソードを次々と並べ、
それらが不思議ではないこと、そして物語のテーマである
夫婦間の愛情についての、幾つかの類型が示される。
それらが不思議ではないこと、そして物語のテーマである
夫婦間の愛情についての、幾つかの類型が示される。
異種間の混淆については納得も、
どうにも気になるのが舞台の時代設定。
どうにも気になるのが舞台の時代設定。
会話中に「江ノ電」の旧型電車についての言及、或いは
「福沢諭吉」の一万円札が劇中で使われていることから
どう考えても2004年以降のハズなのだが、
走っている車の多くは昭和30~40年代の年式、
服装も、その頃のモードと最近のファッションが混在していたり。
「福沢諭吉」の一万円札が劇中で使われていることから
どう考えても2004年以降のハズなのだが、
走っている車の多くは昭和30~40年代の年式、
服装も、その頃のモードと最近のファッションが混在していたり。
此処で夫婦の愛情のカタチの一つが提示され
その強さが試される。
その強さが試される。
そして妖怪にも「黄泉の国」と「現世」を
自由に往還できるモノとできぬモノが存在することが
オハナシの一つの鍵となる。
自由に往還できるモノとできぬモノが存在することが
オハナシの一つの鍵となる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
例によってエンドロールも
最後まで見なくてはいけない。
最後まで見なくてはいけない。
そこで提示される小道具の数々は何れも
本編中で『亜紀子』が手に取るモノなのだが、
実はストーリーの核を成すエピソードを構成する
重要なパーツなのだと言うコトが、
全てを観終わった後では理解できる。
本編中で『亜紀子』が手に取るモノなのだが、
実はストーリーの核を成すエピソードを構成する
重要なパーツなのだと言うコトが、
全てを観終わった後では理解できる。
正直、こういった小細工は、結構好きだったりする。