封切り二日目。
席数345の【シアター6】は満員の盛況。
予告編を見る限りでは
何処かで見聞きしたことのあるエピソードや表現、
例えば「イザナギ・イザナミ」の神話、
〔千と千尋の神隠し〕の特定シーン、
〔スターウォーズ〕のクリーチャー、
などなどが満載で、やや食傷気味な感。
何処かで見聞きしたことのあるエピソードや表現、
例えば「イザナギ・イザナミ」の神話、
〔千と千尋の神隠し〕の特定シーン、
〔スターウォーズ〕のクリーチャー、
などなどが満載で、やや食傷気味な感。
が、世評がどうにも高く
それならば、と
重い腰を どっこいしょ とあげた次第。
それならば、と
重い腰を どっこいしょ とあげた次第。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jyn1/20190905/20190905231721.jpg)
成る程、夜には妖怪達による夜市が開かれ
庭では河童が往来し、狐の血を引く刑事まで登場、
あまつさえ貧乏神まで住み着く始末。
庭では河童が往来し、狐の血を引く刑事まで登場、
あまつさえ貧乏神まで住み着く始末。
導入部ではそういった 鎌倉らしい エピソードを次々と並べ、
それらが不思議ではないこと、そして物語のテーマである
夫婦間の愛情についての、幾つかの類型が示される。
それらが不思議ではないこと、そして物語のテーマである
夫婦間の愛情についての、幾つかの類型が示される。
異種間の混淆については納得も、
どうにも気になるのが舞台の時代設定。
どうにも気になるのが舞台の時代設定。
会話中に「江ノ電」の旧型電車についての言及、或いは
「福沢諭吉」の一万円札が劇中で使われていることから
どう考えても2004年以降のハズなのだが、
走っている車の多くは昭和30~40年代の年式、
服装も、その頃のモードと最近のファッションが混在していたり。
「福沢諭吉」の一万円札が劇中で使われていることから
どう考えても2004年以降のハズなのだが、
走っている車の多くは昭和30~40年代の年式、
服装も、その頃のモードと最近のファッションが混在していたり。
此処で夫婦の愛情のカタチの一つが提示され
その強さが試される。
その強さが試される。
そして妖怪にも「黄泉の国」と「現世」を
自由に往還できるモノとできぬモノが存在することが
オハナシの一つの鍵となる。
自由に往還できるモノとできぬモノが存在することが
オハナシの一つの鍵となる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
例によってエンドロールも
最後まで見なくてはいけない。
最後まで見なくてはいけない。
そこで提示される小道具の数々は何れも
本編中で『亜紀子』が手に取るモノなのだが、
実はストーリーの核を成すエピソードを構成する
重要なパーツなのだと言うコトが、
全てを観終わった後では理解できる。
本編中で『亜紀子』が手に取るモノなのだが、
実はストーリーの核を成すエピソードを構成する
重要なパーツなのだと言うコトが、
全てを観終わった後では理解できる。
正直、こういった小細工は、結構好きだったりする。