封切り十日目。
席数121の【シアター3】は満員。
なので映画化についての驚きは、
おそらく、世間の他の人と同じ。
おそらく、世間の他の人と同じ。
この遠大な物語を
二時間ちょっとの尺に収めることは土台不可能。
であれば、幾つかのエピソードを拾い上げ再構築、
どれだけ原作の世界観を残しながら
膨らみのあるストーリーに出来るかがキモ。
二時間ちょっとの尺に収めることは土台不可能。
であれば、幾つかのエピソードを拾い上げ再構築、
どれだけ原作の世界観を残しながら
膨らみのあるストーリーに出来るかがキモ。
なのだが、オープニングからものの数分で
大きなため息が出てしまい、それは最後まで
覆ることはない、
まずもって脚本が決定的にダメ。
大きなため息が出てしまい、それは最後まで
覆ることはない、
まずもって脚本が決定的にダメ。
元々が緻密に構成されたストーリーなので
その中から制作者サイドの都合により積み上げたとしても、
結果、自己満足。
流れとしても不自然極まりない出来になってしまった。
その中から制作者サイドの都合により積み上げたとしても、
結果、自己満足。
流れとしても不自然極まりない出来になってしまった。
鍵となる二つのファクターが次第に明らかになる過程が
サスペンスなのに、最初から了解事項として認識されている設定では
どっちらけ。
サスペンスなのに、最初から了解事項として認識されている設定では
どっちらけ。
これでよく制作委員会がOKを出したものだと
違う意味で感心する。
違う意味で感心する。
次に役者もまるっきりなっていない。
日本では子役の演技に比較的寛容なようだけど、
本作では、そこが肝心の要。
本作では、そこが肝心の要。
そして、それが青年になってからも
不出来なのは観ていて悲しくなる。
不出来なのは観ていて悲しくなる。
そしてその二つを受け継いで、演出も
情けないくらいに不出来。
情けないくらいに不出来。
映画の大事な三拍子が、揃いも揃っていまだし
なのは、直近では珍しいかも。
なのは、直近では珍しいかも。
アクションの面でも見るべき点は皆無。
評価は、☆五点満点で☆☆☆。
続編への含みを持たせた展開にもなっているけれど、
現時点ではまず有り得ないだろう。
現時点ではまず有り得ないだろう。