封切り六日目。
席数172の【SCREEN1】の入りは八割ほど。
何でかしらんが老齢の夫婦連れがやたら多い。
身につまされるテーマなんだろうか。
身につまされるテーマなんだろうか。
新聞や雑誌で目にしない日はない熟年向けの婚活広告。
「××会」とか「○○相談所」とか。
「××会」とか「○○相談所」とか。
世の中そんなに立派な人間がいっぱいいるのかよ?
と、常々疑問には思うけど、
少なくとも建て前上は、そ~ゆ~コトになっている。
と、常々疑問には思うけど、
少なくとも建て前上は、そ~ゆ~コトになっている。
余命幾許もなさそうな老人を結婚相手に選んでいる上に、
場合によっては手管を弄して冥途へ早く行けるお手伝いまでしてしまうんだから
始末に悪い。
場合によっては手管を弄して冥途へ早く行けるお手伝いまでしてしまうんだから
始末に悪い。
元々「△△新聞」や「□□誌」に広告が載っていることなんて
なんの保証にもならないし、ましてや犯罪者同士がぐるになって仕掛ければ
欺かれる人間は幾らでも出てこようと言うもの。
なんの保証にもならないし、ましてや犯罪者同士がぐるになって仕掛ければ
欺かれる人間は幾らでも出てこようと言うもの。
件の二人がどのようにして共同戦線を組むに至ったかは
詳らかにはされないけれど、
そこは流石に『大竹しのぶ』、初老らしくない色気をふんぷんと撒き散らし、
ああ、こんなおばさんなら、入れ揚げる男は幾らでも居るだろうなと思わせる
上々の配役。
詳らかにはされないけれど、
そこは流石に『大竹しのぶ』、初老らしくない色気をふんぷんと撒き散らし、
ああ、こんなおばさんなら、入れ揚げる男は幾らでも居るだろうなと思わせる
上々の配役。
もっとも鑑賞後の後味は、けして良いものではないけどな。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
二人の丁々発止のやり取りは、
脂の乗り切った女優と旬の女優の極めて激しい見せ場でもある。
脂の乗り切った女優と旬の女優の極めて激しい見せ場でもある。
これだけ達者の二人であれば、安心して観ていられる。
海外の作品ではあり得ないハナシだけど
邦画はホントに下手の主演でも成立してしまう変な業界だからね。
邦画はホントに下手の主演でも成立してしまう変な業界だからね。