RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

青空エール@TOHOシネマズ錦糸町 2016年9月1日(木)

封切り二週目。

席数113の【SCREEN8】の入りは七割ほど。

中高生の二~三人連れが多く
しかも女子の比率高し。


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眩しいほどの青春映画だった。
青春×スポーツものの王道。

ん?吹奏楽の映画じゃないかって?
違うんだな~これが。自分も最初はそう思ってたんだけど。

甲子園へ行くことが夢の男子、
普門館へ行くこと(と、その男子を球場でブラバンで応援すること)が夢の女子。

二人の高校生活の三年間が
各々の部活を軸に語られる。


それにしても高校生活、
期間が区切られているだけに
煌めきもあるし残酷さもある。

例えば一年・二年で甲子園に行き、
三年で行けなかったケース。

あるいは、一年・二年では行けなかったけど
三年では行けたケース。

どちらがより印象に残り、どちらがより悔やむだろう。

正解は無いし感じ方は夫々だけど
ドラマチックさから言えば後者じゃないか。


同級生の男女の夢が最後に叶うかが物語の主軸。
ただ、どうしても野球の方が見せ場を造り易い。
なので、野球は試合のシーンが
吹奏楽は部員間の葛藤がエピソードを構成する主体になってしまうのは
致し方ないところ。

盛り込みたいシーンが多過ぎるので、
二時間強の尺を使っても
前半部分がどうしても手薄に感じてしまう。


そしてなんでかしらんが〔スチュワーデス物語〕を思い出してしまった。
勿論「ドジでノロマな亀」は『小野つばさ(土屋太鳳)』ね。

教官はいないけど、敵対する生徒も順次現われ
主人公に次々と嫌味を吹っ掛けるしな。

そして次第に周囲を巻き込み一つのチームワークとして
纏まって行く、ある意味ルーチン。

ちょっと臭くて、でもそれが素晴らし過ぎる。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。


最近、この手の映画に主演が多い『土屋太鳳』だけど
どれも似た印象を受けてしまい、
どうも演技の幅が狭くなっている印象。

自分にとっては「NHK]の朝の連ドラ
花子とアン』の主人公の妹役が今のところベストかな。