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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

日本画第二研究室 素描展@東京藝術大学大学美術館 陳列館 2015年6月28日(日)

訪問当日は同学のオープンキャンパスだったようで、
校門の前には予備校の係員が立ち、
それらしい人にパンフレットを渡す、
中では、教務員が親切に道案内をする。

男子に母親、女子に母親、若しくは一人きり、
或いは、二~三人ではあるけれど、
不思議なコトに、父親と、とか
四~五人連れは見なかったなぁ。

そ~ゆ~、彼等・彼女等が、
本展の会場にも流れ込んで来る。

勿論、一番多いのは
”ヘレン・シャルフベック”からの流入なんだけどね。

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本展の会期は~7月9日(木)まで


一階の展示室では、使用する紙の違いにより
筆致とともに、鑑賞者する側への印象の差が
ホントに良く判る。

また、紙質の特性を生かした作品もあり、
それはそれで面白いけど、やはり重要なのは
モチーフ。

どれだけココロ惹かれる素材が
取り上げられているのか、技量も大事
かもしれないが、自分にとっては、それが第一義。

で、全体的に観て、頗る良い感じなのだねそれが。


二階では、多くの素描が並んでいる。

で、下階では名前だけの提示であったのが、
こちらでは「博士※年」「修士※年」「講師」「研究員」といった
肩書も併せ表示されている。

これが興味深い。

画力が凄いのは、全くもって当たり前。

ココロ惹かれる描写力の差は、年代とか
肩書は関係ないのだね。

その辺の感性が、ストレートに伝わって来る。

人物を題材にした作品が多いコトも、
その背景にあるかもしれない。