封切り三日目。
席数175の【シアター4】の入りは
ほぼ満員の盛況。
席数175の【シアター4】の入りは
ほぼ満員の盛況。
観終わって感じたことだが、この客層が
実はこの映画の根幹を成す キモ なんだな。
実はこの映画の根幹を成す キモ なんだな。
欧米ではクリスマスや新年、
日本ではバレンタインを題にとる場合もある。
日本ではバレンタインを題にとる場合もある。
ある一日に複数個所で起きることを、
最初は関係なさそうに見せ、最後には全てが
まるっと繋がり、「さすがは」とうなさせる。
最初は関係なさそうに見せ、最後には全てが
まるっと繋がり、「さすがは」とうなさせる。
本来であれば「場」が、しかしこの場合は特定の日付が
グランドホテルとなっている、ちょっと手垢の付いた方式。
グランドホテルとなっている、ちょっと手垢の付いた方式。
本作に到っては出演陣も豪華。
主要な役柄の人物だけで、三十人弱。
主要な役柄の人物だけで、三十人弱。
そう、本編の実態は、
テレビでドラマを、しかもCXだけでなく多局のドラマも
多く見ていれば見ているほど楽しめる、そこからの引用が多い、
要はテレビ大好き人間への壮大なプレゼント。
テレビでドラマを、しかもCXだけでなく多局のドラマも
多く見ていれば見ているほど楽しめる、そこからの引用が多い、
要はテレビ大好き人間への壮大なプレゼント。
かといって、茶の間で見ているかの如く、
常よりも連れ同士の会話が多くなり、
それは「これってさ、あれだよね」の類いなんだが、
場内がざわついてしまうのは困りもの。
でも、ある意味、作り手の思惑通りなんだろう。
常よりも連れ同士の会話が多くなり、
それは「これってさ、あれだよね」の類いなんだが、
場内がざわついてしまうのは困りもの。
でも、ある意味、作り手の思惑通りなんだろう。
登場人物の多くが嘘をつく。
それが都内の各所での事件に共通の
散発するエピソードの起点。
それが都内の各所での事件に共通の
散発するエピソードの起点。
やがて各々が次第に関連性があることが判って来、
最後は誰もが小さな幸せを手にする大団円となる。
最後は誰もが小さな幸せを手にする大団円となる。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
幾つかの泣かせるエピソードがある、が、
一方の笑いの方は微苦笑に止まってしまうのが残念。
一方の笑いの方は微苦笑に止まってしまうのが残念。
ただ、殆どテレビを見ない自分でさえ
かなり楽しめたのだから、平均程度の視聴時間の御仁であれば
(且つ、ドラマを多く見ていれば)相当満足するに違いない。
かなり楽しめたのだから、平均程度の視聴時間の御仁であれば
(且つ、ドラマを多く見ていれば)相当満足するに違いない。
ストーリーの幹はオリジナルだけど、その周囲を彩るのは
基本、既視感なのだから。
基本、既視感なのだから。
そこいら辺を許容できるかが
この作品の評価の分かれ目になるだろう。
この作品の評価の分かれ目になるだろう。