平成26年度第38回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展＠国立新美術館 2015年2月28日（土）

会期は～３月１日（日）まで。

同時期に開催されている”ルーヴル美術館展”からの流入を危惧
（あれ？　期待　が正しい？）していたんだが、
どの展示室も思いの外、空いている。

「五美術大学」は
東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学・女子美術大学の
各学校。

しかし、展示スペースも含め、過去最少かも。
【１Ａ～Ｄ】+【２Ａ～Ｄ】だけなのに加え
「日芸」なんか、ほんの申し訳程度、
展示室の半分しか確保してないんだから。

その状況を反映してか、個人的な感想はどうにも低調。

しかし、一点だけ、眼に飛び込んで来た作品があり、それは
『奥村彰一』の〔おねえ山水　忘れられた理想郷〕。
学校は「多摩美」。

「またかよ」と言われるかもしれない、
ここ二ヶ月くらいで三度も邂逅し言及しているから。

でもねぇ、これだけ高頻度だと
何かしらの縁も感じちゃう。

そして、一頭抜けている感じもする。

それ以外にも『高田絵美』の九連の作品
〔臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前〕は
〔智・感・情〕を想起させながらも、現代的かつ
「オンナ忍者が印を結ぶ」という新しい意味付けがされているし、
『近藤綾子』の〔myclopedia〕は既視感のある作品ながら
一捻りが加わっている。

上の二人は何れも「女子美」。なので
”女子美スタイル2014”＠東京都美術館
3月4日(水)～が、楽しみになってきた。