封切り六日目。
席数531の【SCREEN7】の入りは三割ほど。
そう言えば、第二次大戦時の欧州を舞台にした直近の作品は
戦争末期のものが多かった気がする。
戦争末期のものが多かった気がする。
または、その後も消えないナチズムの影を
追ったものとか。
追ったものとか。
実際の作戦の開始から終了までは十日間弱。
それを本編では、陸での数日間、海での一日、
空での数時間を切り取り
上手に組み合わせて再構成することで
緊迫感が途切れることのない100分ちょっとの作品に仕立て上げている。
空での数時間を切り取り
上手に組み合わせて再構成することで
緊迫感が途切れることのない100分ちょっとの作品に仕立て上げている。
兎にも角にも、本来であれば陸・海・空で異なる時間の流れを
違和感なく時系列に並べてみせる、脚本と編集の力量が凄い。
違和感なく時系列に並べてみせる、脚本と編集の力量が凄い。
効果音の使い方もまた上々で、
時を刻む時計の音はいやがおうにも緊迫感を盛り上げる。
時を刻む時計の音はいやがおうにも緊迫感を盛り上げる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
戦争の悲惨さの表現についても申し分ない。
いや、どちらかと言えば、自己生存本能の発露
かもしれない。
いや、どちらかと言えば、自己生存本能の発露
かもしれない。
無辜である民が不可抗力で虚しく亡くなって行くさま。
または、自分が助かる為であれば、
友軍であっても犠牲にしても構わないとの心根の描写。
または、自分が助かる為であれば、
友軍であっても犠牲にしても構わないとの心根の描写。
一方で、大きな作戦が成功するのは
それを支える一人一人の小さな活躍があることにも
きちっとスポットライトをあてている。
それを支える一人一人の小さな活躍があることにも
きちっとスポットライトをあてている。