封切り三週目に突入。
席数129の【CINE 2】は満員の盛況。
客層は中高年が多く、
青春モノにしては珍しいけど、
成る程、本編を観て納得。
青春モノにしては珍しいけど、
成る程、本編を観て納得。
一貫して彩っているのは
80年代前半の洋楽の数々。
80年代前半の洋楽の数々。
これは自分達の世代には懐かしいよね。
ちなみに『PG12』に指定されているけれど、
具体的にどの場面がそれにあたるのか、
さっぱり解からなかった。
具体的にどの場面がそれにあたるのか、
さっぱり解からなかった。
三十年を経てもなお、地域を覆う閉塞感。
そして80年代ならではの不況。
そして80年代ならではの不況。
この二つの要素が、家族のみならず
地域の関係性をも切り裂いている。
地域の関係性をも切り裂いている。
最初は意中の少女にアピールするために始めた即席のバンド活動が
友人達と曲を創るコトの面白さに目覚め、
それ自体が目的と化し、
次第にイマイマの変化の無い環境を打破するための手段として昇華する。
友人達と曲を創るコトの面白さに目覚め、
それ自体が目的と化し、
次第にイマイマの変化の無い環境を打破するための手段として昇華する。
その一連の過程が、
主人公の少年の家庭の崩壊、
父親の失業の為に転校させられた
やはり崩壊している学校での日々の生活と並行して
グラフィティ的に綴られる。
主人公の少年の家庭の崩壊、
父親の失業の為に転校させられた
やはり崩壊している学校での日々の生活と並行して
グラフィティ的に綴られる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
監督の『ジョン・カーニー』が制作のみならず
劇中歌も書き、演奏までこなしている。
劇中歌も書き、演奏までこなしている。
作品への入れ込みようも知れようかと言うもの。