「TOKAS」との連動企画。
「TCAA」受賞者の企画展とのこと。
それにしても第2回の期間が2020-2022年で
且つ受賞者が二名って、どれほどのものなの?
で、その二名は『山城知佳子』と『藤井光』。
前者は映像作品が主体、
そして後者の作品は{戦争画}に関するもの。
しかも、〔戦争画〕そのものが展示されているわけではなく、
カンバスの無い、おそらく実寸大の木の枠組みだけが
整然と並んでいる。
ただキャプションはきっちり添えられており、
年代/作者/タイトル等は判る様に。
自分であれば、それをよすがに原作の記憶を辿るのだが、
それは作者が目指した本意とは異なるだろう。
戦時中に描かれたこれら作品は、戦意高揚目的は勿論も、
中には反戦の匂いを感じるものも多々あり。
それらは、戦後、数奇な運命を経る。
中には所在が不明となったものも。
そうした経緯を思い描きながら、戦争と芸術について思いをはせるインスタレーション。
たまさかではあるけれど、あまりにタイムリー。
会期は~6月19日(日)まで。