「北斎と4人の巨匠たち」とのサブタイトルが付されている。
『北斎』の〔冨嶽三⼗六景〕から何点かを抜き出し
拡大しプリント。
それと『岡田紅陽、白簱史朗、竹内敏信、大山行男』の四名が撮った
富士の写真を並べて展示するとの趣向。
成程、写真が無い時代に「富士」を見るには
浮世絵はうってつけ。
どの作品の中の「富士」も雄渾さは変わらず。
そしてまた『北斎』の画も、珍しい景色を捉えていることに変わりはなく。
写真家の中では、モノクロームの『岡田紅陽』の作品に
風俗も含めて活写した一枚が、より『北斎』に近い空気を醸していたり。
会期は~8月19日(木)まで。