元々は今春に開催予定されていたものが
コロナ禍で延期になり、
7月14日(水)~8月8日(日)の会期で開催中。
元来、映画ですら出演女優さんが観る観ないの判断に大きく影響するくらいだから
本展には興味津々。
五十人の顔のアップが並ぶ空間で歩を進めれば
満足度はいや増す。
皆々、白いシャツを着て、レンズを正面から見据え
しかし、表情はバリエーションに富む。
ほとんどが、顔を見れば名前と出演作が連想されてくる。
しかし、数名は名前が出て来ない人もおり、
添えられたカードを見て、ああそうか、と
思ったり。
或いは、記憶と顔が違っていて分からないケースもままあり。
中には、この人、女優さん?と首を傾げる人物もいるけど
まぁ、ご愛敬。
それよりも撮影年度を併せて確認することで、
ブレイクする前から目を付けていたんだと、
慧眼にも恐れ入ったり。
しかし一番の驚きは
高精細のカメラで撮った写真が
畳半畳ほどの大きさまで引き延ばしてプリントされているので、
肌の木目細かさは勿論だけど、
毛穴や産毛迄しっかり映り込んでいること。
素人なら、きゃ~やめて~となるところを、
逆に、しっかりと受け止め晒している。
つくづく女優魂と思う。
何れにしろ、この夏、必見の本展。
機会があれば再訪したいもの。