2016年は@スパイラル、
2018年と19年は@Bunkamura Galleryで開催されたとの記憶。
今回の標題展には「時代を突っ走れ!」
「小山登美夫セレクションのアーティスト38人」等の惹句も冠されている。
入場時には検温、手指の消毒、連絡先の記載が必要。
折からの雨の為か、場内はさほどの混雑にはなってはいない。
基本、即売を兼ねた展示会。
プライスもほぼほぼ二桁万円以上で、
どこがブレイク前なのよ、と思うのは毎度のコト。
今回ことのほか驚いたのは『森洋史』。
当該イベントでは常連と言っていいほどの露出っぷり。
本展では『ウォーホル』の〔キャンベル・スープ缶〕を日本風にアレンジ。
「お茶漬けの素」や「出前一丁」のパッケージを取り込み、
更にウイットも効かせている。
しかし最もインパクトあったのは『上路市剛』の〔Goliath〕。
まさに今、『ダビデ』により切り離された巨人の頭部が
生々しく再現されている。
石礫を受けた眉間の傷もそのままに、
今にも恨み言を呟きそうな、そして自分がなぜ負けたのかが判らぬ困惑を宿して。
それ以外にも、彼方此方で目にする機会が多い『桝本佳子』の作品なども。
やはりこれだけ出展者数が多いと、目にも嬉しい。
会期は~9月27日(日)まで。