RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ブレイク前夜@代官山ヒルサイドテラス 2020年9月12日(土)

2016年は@スパイラル、
2018年と19年は@Bunkamura Galleryで開催されたとの記憶。

今回の標題展には「時代を突っ走れ!」
「小山登美夫セレクションのアーティスト38人」等の惹句も冠されている。

f:id:jyn1:20200913093203j:plain

入場時には検温、手指の消毒、連絡先の記載が必要。

折からの雨の為か、場内はさほどの混雑にはなってはいない。


基本、即売を兼ねた展示会。
プライスもほぼほぼ二桁万円以上で、
どこがブレイク前なのよ、と思うのは毎度のコト。


今回ことのほか驚いたのは『森洋史』。
当該イベントでは常連と言っていいほどの露出っぷり。

本展では『ウォーホル』の〔キャンベル・スープ缶〕を日本風にアレンジ。
「お茶漬けの素」や「出前一丁」のパッケージを取り込み、
更にウイットも効かせている。


しかし最もインパクトあったのは『上路市剛』の〔Goliath〕。

まさに今、『ダビデ』により切り離された巨人の頭部が
生々しく再現されている。

石礫を受けた眉間の傷もそのままに、
今にも恨み言を呟きそうな、そして自分がなぜ負けたのかが判らぬ困惑を宿して。


それ以外にも、彼方此方で目にする機会が多い『桝本佳子』の作品なども。
やはりこれだけ出展者数が多いと、目にも嬉しい。


会期は~9月27日(日)まで。