標題館はこのご時世でも開場を続けている有り難い施設。
それでも自分の滞廊中に他の来場者の姿はゼロ。
帰り際に【2階】の受付に寄り
来期の予定表を貰いつつ
係の人と少々会話。
「かなりプログラムを組み替えて調整はしたものの
4/1~12で予定していた
”多摩美大学院日本画領域 東風”は中止になりました」とのこと。
「大学側の意向で」との弁は
残念だなぁ、と思ってしまう。
今期多くの”卒展”が中止か期間短縮の憂き目に。
その分、発表の場が少なくなっている訳で
多くの人の目に触れる機会がない後遺症は
これから二~三年後に出て来るんじゃないかと。
で、標題展、
会期は~22日(日)まで。
ゲスト作家を含め出展者は十名と、さほど多くない。
その分、一人で複数点を出展しているケースあり。
『齊藤拓未』による
イマドキの小学生女子をモチーフにした大小取り交ぜての十数点は
見応えたっぷり。
でも描かれている少女達から、可愛さや
成長過程のアンバランスさが伝わってこないのは
やや残念ではある。
鑑賞環境の影響か、全体的に覇気の感じられない印象。
勿論、観る側の心持ち一つで変わって来るんだろが。