RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

FACE展2018@損保ジャパン日本興亜美術館 2018年3月18日(日)

一般の入場料は600円だが、招待券を200円で購入済み。


館内はそこそこの人の入り。でも常の通り
鑑賞に支障をきたすほどではない。

やたら写真を撮りまくるオヤジと
複数人で来て声高に画の前で技術論を聞こえよがしに
話している集団を除けば。


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グランプリ受賞の『仙石裕美』の作品はタイトルが凝っている。
なにせ〔それが来るたびに跳ぶ 降り立つ地面は跳ぶ前のそれとは異なっている〕だもの。
描かれている内容をあまりに上手く説明し、おまけに
その構図の素晴らしさと共に思わず唸る。


それ以外では『矢島史織』の『Monster #15』にやはり目が行ってしまうし
一番しげしげと魅入る。

それは『菅澤薫』の〔匂いの痕跡〕でも同様。

両者とも、過去に何回か観ている作家さんだけど、
前者は変わらぬテイストが、後者は逆に
変化の兆しが面白い。


全71作の半分近くは好みの具象表現なので
見応えもそこそこアリ。