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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

第41回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展@国立新美術館 2018年3月3日(土)

会期の終了が間近に迫っているイベントが幾つかある。

その中から、どれを優先するか。

そして要領良く回る為に、普段であれば徒歩を励行も
今日に限っては費用が嵩むのを覚悟し
電車での移動を優先。


で、先ずは恒例の標題展。

個人的には年々パワーが減衰している様にも感じるけど
外せないのは確か。

そして明日が最終日。


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先の伝で言えば、おおっ!と
思わず足が止まり、しげしげと魅入る作品が
少なって来ているとの、あくまでも私的な印象。


そんな中で「武蔵野美術大学」の『山下夏海』による〔if〕は
大きさの面からしても良い感じではないか。


おそらくもっとも集客率が高かったのは
女子美」の『杉山愛莉』による〔大猫行列〕。

擬人化された猫が、江戸時代の大名行列を演ずる。

体数が多いので見栄えがするし、最近流行の
猫と言うコトもあり、インスタ映えの観点からも万全。

老若男女を問わず、皆々写メを撮るのに勤しむ。


でもそれとは対極に在るような
「造形大学」の『大和田遥』による〔東京日記〕のような作品がやはり好きだ。

紙にペンでみっしりと画きこまれた
看板建築を始めとする今も残る古い建物の外観。

軒を連ねる様子は、ただの懐古かもしれないけど、
緩やかに魅かれるものがある。


館内は多くの入場者で賑わっている。

中でも来年の進学を目指すのだろう、
セーラー服姿が多いのが目に付く。