続いて足を向けた【2F】は
大判の作品が多いせいだろうか
上階に比べれば人影はまだ疎らな印象。
大判の作品が多いせいだろうか
上階に比べれば人影はまだ疎らな印象。
しかし「日本の新進作家 vol.14」ともあるように
場内の作品からは並々ならない覇気のようなものさえ感じられる。
場内の作品からは並々ならない覇気のようなものさえ感じられる。
計五名の作品は何れも過去に観た記憶もありながら
改めて眼前に突き付けられると、
思わず仰け反ってしまうものさえ存在する。
改めて眼前に突き付けられると、
思わず仰け反ってしまうものさえ存在する。
例えばそれは『片山真理』の写真に顕著。
初めて彼女の作品に接した時には
思わず後ずさってしまった。
思わず後ずさってしまった。
有態に言ってしまえば、両下肢が見当たらないことに。
が、それでもその肢体は
挑発的で蠱惑的だ。
挑発的で蠱惑的だ。
そのアンバランスさに
こちらの心情がかき乱される。
こちらの心情がかき乱される。
『金山貴宏』の作品は、ある意味ズルいと思った。
自分の母親を中心とする三姉妹のクロニクル。
これが面白くならない訳はないだろう。
歳月が残酷に個人のカラダを切り刻んで行く様を
記録は容赦なく見せてしまっている。
記録は容赦なく見せてしまっている。
『鈴木のぞみ』の作品は
多くの人にとっての懐かしさに満ちている。
多くの人にとっての懐かしさに満ちている。
昔住んでいた家の、窓から見た景色はこんなだったか。
祖父母の家の鏡台は、部屋の中のこんな情景を映し出していたか。
或いは、手鏡に写っているその顔は
親しい女性のそれだったか。
親しい女性のそれだったか。
何れもぼうとした映像は
しかし、脳裏に刻まれている記憶そのものかもしれない。
しかし、脳裏に刻まれている記憶そのものかもしれない。
会期は~1月28日(日)まで。