RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ちはやふる-上の句-@チネチッタ川崎 2016年3月23日(水)

封切り五日目。

席数488の【CINE 12】の入りは三割ほど。
そして入場者は若い男女が多いんだが、
初老の(自分を含め)おぢさん達は
やはり『広瀬すず』目当てか。


イメージ 1



で、本作、その『広瀬すず』が弾けまくる。

パンツが見えそうになるまでかがんだり(見えないけど)、
精根尽き果て白目を剥いたりと、
整った顔が台無しになるくらい果敢に取り組む。

若いっていいなと改めて感じるし、
画面から発散されるパワーでおぢさんは圧倒されそう。

海街diary〕とは真逆の性格付け。感情を前面に出して
ぐいぐいと押しまくる。


タイピスト〕を観た時に、
こんな題材でも格闘技映画として成立するんだ、と
随分と驚いたけど、それはここでも一緒。

カラダを鍛錬したり素振りをしたりと
いやいやこれは立派にスポーツ。

なんてったって「競技」に特化した「かるた」、
もう百年を超える歴史があるってゆ~し。


毎年のニュースで「名人・クイーン」の戦績が発表されているけど
ルール等の詳細を熟知していない人が殆どかと。

それを練習や実際の競技シーンを通して、
判り易く説明し、直近の同分野の作品中では
最上の平易さではないだろうか。


そして、メディアで取り上げられるのは、ほぼほぼ個人戦であるわけだけど、
団体戦がきちっと存在していたのね。

考えてみれば「相撲」「柔道」「弓道」「剣道」等には団体戦があるんだから
「かるた」であっても不思議じゃあない。

男女混合のチームワークが存在することで友情も恋も生まれる下地がある。
フィールド選定の妙味だろうし、
原作の『末次由紀』の選択眼の確かさ、か。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。


そして久しぶりに、前編に満足し、同時に後編への期待も高まる一作になった。


あと、本作を観終えて吃驚したこと、
広瀬すず』の制服姿がとっても似合っていない。

リアル世代なのになぜに?
顔がはっきりしているからなのか?
美少女過ぎることの、困った側面だな。